マリーズタイム（2008年生、母マリーズスマイル）

マリーズタイム（2008年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋父父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時16歳）と交配したマリーズスマイルが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田農場。戦績は、中央平地20戦0勝2着2回、地方11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田農場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって105万円で落札された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月12日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月13日、中6週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3歳（2011年）

2月12日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したリヴァーレを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

5月21日、中2週で迎えた7戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

6月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月7日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したスエヒロジュピターを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月3日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

10月19日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西川進也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川進也騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた17戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったコスモゴールデンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（2012年）

1月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したルチルドラードに半馬身届かず2着となった。

1月25日、中2週で迎えた20戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバルトデスティニーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月9日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアートオブクウィルに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月5日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた24戦目は、アーバンステージ菖蒲月賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

6月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

8月18日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた29戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

12月16日、中0週で迎えた30戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5歳（2013年）

1月12日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。