キタノセレナード（2019年生、母ツルマルサンチャン）

キタノセレナード（2019年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+夜曲」。毛色は鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時10歳）と交配したツルマルサンチャンが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。主な勝ち鞍は2022年の湯浜特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

坂口智康厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月11日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2022年）

1月10日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3月13日、中8週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエメヴィベールを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したホウオウスミヨシに半馬身届かず2着に敗北した。

4月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月3日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムビシャモンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの湯浜特別（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフームスムートをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

8月21日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの大通公園特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

11月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隼人騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの境港特別（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したシルバーエースを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた11戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鳥取特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2023年）

2月26日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

5月28日、中9週で迎えた14戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの與杼特別（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの鷹取特別（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

10月28日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた17戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのドンカスターカップ（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

12月24日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスのクリスマスエルフ賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（9戦2勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2024年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月14日、中3週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。