ヒサノクラウン（1991年生、母チェリーサーペン）

ヒサノクラウン（1991年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のコウストンズクラウン（当時17歳）と交配したチェリーサーペンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内山田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方26戦9勝2着8回。主な勝ち鞍は1996年の門松特別(C1)。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

12月5日、デビュー戦は玉井智光騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた2戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

3歳（1994年）

1月31日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた4戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

10月1日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月16日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田口大二郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4歳（1995年）

1月3日、中6週で迎えた9戦目は、小林秀昭騎手を鞍上に迎えて、一般C2（中津ダート1300m 雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンスポーケンに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林秀昭騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブンゴフジヒメから2馬身差の2着に敗北した。

1月21日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林秀昭騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月30日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林秀昭騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（中津ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林秀昭騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカルセンコウに約12馬身の大差をつけて勝利を手に入れた。

2月18日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林秀昭騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったストロングゴッドから4馬身差の2着に敗北した。

2月27日、連闘で迎えた15戦目は、一般C1（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林秀昭騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったグロウゲンザンから2馬身半差の2着に敗北した。

3月6日、連闘で迎えた16戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で小林秀昭騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のストロングゴッドに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月13日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で小林秀昭騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハローマックに2馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

3月21日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で小林秀昭騎手（9戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、やまなみ賞特別（中津ダート1620m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったランドラピードから3馬身差の2着となった。

7月10日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は小林秀昭騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のハローマックに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月8日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林秀昭騎手（11戦5勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林秀昭騎手（12戦5勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月3日、中6週で迎えた23戦目は、矢野久美騎手を鞍上に迎えて、豊の国賞特別（中津ダート1620m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のアスマハッピーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月16日、中1週で迎えた24戦目は、英彦山賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野久美騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のシクレノンヒーラーに1馬身の差をつけて7勝目を収める

5歳（1996年）

1月1日、中1週で迎えた25戦目は、門松特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は小林秀昭騎手（13戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のコガネワッスルに半馬身の差をつけて8勝目を手にした。

2月3日、中4週で迎えた26戦目は、日刊スポ杯（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林秀昭騎手（14戦6勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた27戦目は、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林秀昭騎手（15戦6勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったウェストソングからハナ差の2着に惜敗した。

3月9日、中2週で迎えた28戦目は、英彦山賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林秀昭騎手（16戦6勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた29戦目は、浅沼記念ジョッキー（中津ダート1760m 曇/稍重）に出走。鞍上は矢野久美騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトモエムールから1馬身差の2着となった。

4月14日、中2週で迎えた30戦目は、一般B（中津ダート1760m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野久美騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったトモエムールから半馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた31戦目は、スプリングカップ（中津ダート1760m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野久美騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた32戦目は、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野久美騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノモーニングをハナ差制して9勝目を手にした。

6月16日、中2週で迎えた33戦目は、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野久美騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノモーニングから2馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中2週で迎えた34戦目は、一般B（中津ダート1760m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野久美騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。