モダンクラシック（2015年生、母ステラビスティー）

モダンクラシック（2015年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「古いスタイルをモダンに作り直したもの」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時21歳）と交配したステラビスティーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は今井秀樹。2018年の古伊万里賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ケイズから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、ケイズから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ケイアイファームによって1,188万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

9月16日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

12月9日、連闘で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

12月16日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

3歳（2018年）

1月28日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 小雨/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコパノメンデスに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月12日、中1週で迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレディウィスキーに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月18日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦のポーラスター特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアサヒキリを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

3月17日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の古伊万里賞（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエスワンノホシに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のスプリングスター特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた14戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの鯱の門特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露したが、5着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルリノセロスを半馬身振り切って5勝目を手に入れた。

8月30日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた18戦目は、3歳戦のファンタスティックリレーin大井賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた20戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、池月・磨墨賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた21戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルヴィサージュを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月8日、中1週で迎えた22戦目は、木枯らし特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた23戦目は、半端ない木下智史特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4歳（2019年）

1月6日、連闘で迎えた24戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一口馬主感動の輪特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったエイシンルックスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。