ジャンボユニオン（1986年生、母アーリントンシチー）

ジャンボユニオン（1986年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のプルラリズム（当時6歳）と交配したアーリントンシチーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）見上牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着3回、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の鹿島灘特別(500万下)。

経歴

デビュー前

見上恒芳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

4月22日、デビュー戦は塚越一弘騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた3戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた4戦目は、作田誠二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は小迫次男騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月29日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したパソドラードに3/4馬身届かず2着となった。

8月19日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のファルペガサスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下の原町特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小迫次男騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4歳（1990年）

1月13日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

2月10日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手（9戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で増沢末夫騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、マサチューセッツに3/4馬身交わされて2着となった。

3月31日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で増沢末夫騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で増沢末夫騎手（12戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で増沢末夫騎手（13戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

8月5日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、ブランドエレッセに交わされて1馬身差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（14戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた23戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の鹿島灘特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセントエスパーを豪脚でクビ差だけ差し切って2勝目を獲得した。

11月4日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（15戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（16戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のホウマンセブンオウに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月15日、中3週で迎えた27戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

5歳（1991年）

1月13日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は増沢末夫騎手（17戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の銀蹄賞（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

2月16日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（18戦2勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

12月3日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた31戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1992年）

4月28日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から23kg戻して迎えた32戦目は、卯月特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた33戦目は、皐月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた34戦目は、一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で板垣吉則騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月1日、中7週で迎えた35戦目は、戸梶由則騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた36戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸梶由則騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月11日、中5週で迎えた37戦目は、小松征四郎騎手を鞍上に迎えて、一般B1（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月5日、中7週で迎えた38戦目は、一般C4-1（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松征四郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月15日、中0週で迎えた39戦目は、スワン特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松征四郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。