ケイアイキャンサー（2010年生、母ケイアイメルヘン）

ケイアイキャンサー（2010年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋かに座」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したケイアイメルヘンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地10戦1勝、地方13戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月9日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月20日、中5週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

11月10日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

12月1日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2013年）

1月5日、中4週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

2月2日、中3週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

8月3日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

8月24日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のフォルテシモを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月14日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた10戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

11月29日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、トパーズ賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた12戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、ジングルベル特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた13戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

4歳（2014年）

1月14日、中2週で迎えた14戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、近畿畜産特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた15戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた16戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、有馬温泉兵衛向陽閣特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

5月2日、中6週で迎えた17戦目は、折笠豊和騎手を鞍上に迎えて、武甲山特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

5月16日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、ダイアモンドターン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で折笠豊和騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた19戦目は、夏椿特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で折笠豊和騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、涼風特別（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で折笠豊和騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

6月17日、連闘で迎えた21戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、一般C1（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

6月27日、中0週で迎えた22戦目は、海王星特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた23戦目は、雲取山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で折笠豊和騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。