パルガン（2019年生、母レッドプライム）

パルガン（2019年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「赤(ハングル)。母名のレッドより連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時10歳）と交配したレッドプライムが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は庄野牧場。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、庄野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって550万円で落札された。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月21日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスマイルオンミーに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2022年）

1月23日、中5週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月13日、中6週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月9日、中3週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月17日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

9月11日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/不良）に49kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

12月24日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

4歳（2023年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ふたご座特別（大井ダート1650m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3月31日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月20日、中2週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた12戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月10日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のこぎつね座特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた16戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、プランターズ・パンチ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月14日、中1週で迎えた17戦目は、アカプルコ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のゴールドジャッジを半馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

8月3日、中2週で迎えた18戦目は、牛タンバーガー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月18日、中1週で迎えた19戦目は、鐙坂賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラムリケティに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

デビュー前

1歳のとき、庄野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって550万円で落札された。

宗形竹見厩舎（大井）へ入厩。

9月22日、中4週で迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ミザール賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5歳（2024年）

3月19日、約6か月の休み明けで迎えた21戦目は、レッド・アイ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1三四五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた23戦目は、高橋優騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた25戦目は、パナシェ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた26戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦のほおずき市特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた28戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のマーメイド特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた29戦目は、江里口裕輝騎手を鞍上に迎えて、月見特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた30戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、おひつじ座特別（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた31戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C1十三（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトンボを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って久々に勝利を挙げた。