リッターシュラーク（2017年生、母ハマナス）

リッターシュラーク（2017年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「騎士の一撃(独)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時19歳）と交配したハマナスが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はオリエント牧場。主な勝ち鞍は2021年の丹沢ステークス(3勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、西森鶴によって1,188万円で落札された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月14日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2020年）

1月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブリジャールをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月26日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

9月27日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るアポロティアモを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って久々の一戦を制した。

10月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦1勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

4歳（2021年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

1月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアルーフクライに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの灘ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で宮崎北斗騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

5月23日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で宮崎北斗騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマテンロウスパークをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月28日、約7か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎北斗騎手（6戦3勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5歳（2022年）

4月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、卯月ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮崎北斗騎手（7戦3勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で宮崎北斗騎手（8戦3勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に敗れた。

7月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、ジュライステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮崎北斗騎手（9戦3勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

6歳（2023年）

1月8日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、ポルックスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宮崎北斗騎手（10戦3勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から7kg絞って迎えた17戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、幸オープン（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月12日、中4週で迎えた18戦目は、エメラルド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

5月18日、連闘で迎えた19戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、青葉空特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

6月21日、中4週で迎えた20戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、短夜賞（船橋ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた21戦目は、ルビー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

11月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた22戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

12月15日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた23戦目は、フロイデ特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤裕人騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

7歳（2024年）

1月26日、中5週で迎えた24戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、姫路のラジオ局FM ゲンキ特別（姫路ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトリプルスリルを半馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

2月15日、中2週で迎えた25戦目は、白鷺賞（姫路ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた26戦目は、なにわの畜産ひろば特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた27戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬×楽天モバイル賞（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

6月12日、中5週で迎えた28戦目は、あじさい特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた29戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。