ジェンツブレイド（1997年生、母ルウイーダ）

ジェンツブレイド（1997年5月15日）は、日本の競走馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時10歳）と交配したルウイーダが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地30戦3勝。主な勝ち鞍は2001年の尾瀬ケ原特別(500万下)。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月27日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキャサリンアンに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月18日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月16日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

6月10日、中7週で迎えた4戦目は、4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（3戦1勝）。17頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で土谷智紀騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月16日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で土谷智紀騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

8月13日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2001年）

1月30日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のミナミノライジンをアタマ差振り切って久々の一戦をモノにした。

3月25日、中7週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（7戦2勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

4月22日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

10月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の尾瀬ケ原特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミスターユニコンを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って久々の実戦をモノにした。

11月11日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で土谷智紀騎手（10戦3勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5歳（2002年）

1月13日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の初咲賞（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で土谷智紀騎手（11戦3勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい最後はシンコウローレルと並んで9着同着となった。

2月3日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で土谷智紀騎手（12戦3勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月24日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で土谷智紀騎手（13戦3勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で土谷智紀騎手（14戦3勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

9月8日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の鳥海山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で土谷智紀騎手（15戦3勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月5日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の白井特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で土谷智紀騎手（16戦3勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月26日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で土谷智紀騎手（17戦3勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

11月9日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の渡利特別（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で土谷智紀騎手（18戦3勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入った。

12月14日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で土谷智紀騎手（19戦3勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

6歳（2003年）

1月11日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で土谷智紀騎手（20戦3勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の節分賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で土谷智紀騎手（21戦3勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

3月9日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で土谷智紀騎手（22戦3勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で土谷智紀騎手（23戦3勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で土谷智紀騎手（24戦3勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は20戦連続で土谷智紀騎手（25戦3勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で土谷智紀騎手（26戦3勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

7歳（2004年）

3月7日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は22戦連続で土谷智紀騎手（27戦3勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

8歳（2005年）

11月6日、約20か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた30戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。