ダンサーズキクカ（1986年生、母ドンリイクイーン）

ダンサーズキクカ（1986年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時21歳）と交配したドンリイクイーンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害3戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

5月7日、デビュー戦は坂本勝美騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本勝美騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で坂本勝美騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4歳（1990年）

4月14日、約8か月の休養明けで迎えた6戦目は、佐藤吉勝騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカネオーカンから約10馬身差の2着となった。

4月28日、中1週で迎えた7戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったコックロビンから約17馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中8週で迎えた8戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のエストレダンサーに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。