グレイトマスター（2000年生、母ヒロノトップレディ）

グレイトマスター（2000年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「巨匠」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイトスポット（当時13歳）と交配したヒロノトップレディが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は広田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方40戦12勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の新馬チャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広田牧場から「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

山際孝幸厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2002年）

8月26日、デビュー戦は坂口重政騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカイテキルビーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月5日、中5週で迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のサラ・プリンセス特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は坂口重政騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3歳（2003年）

1月24日、中3週で迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

3月7日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は坂口重政騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた10戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

9月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口重政騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るリバービューティーを上がり2位の末脚で半馬身差し切って2勝目を手中に収めた。

10月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口重政騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂口重政騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

11月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口重政騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた17戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のスターウィンクをアタマ差振り切って優勝

12月29日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の葉牡丹特別（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マネートークスに交わされて5馬身差の2着となった。

4歳（2004年）

1月15日、中1週で迎えた19戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンゴユウザンに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月4日、中2週で迎えた20戦目は、一般B15（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るベンテンアドニスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月16日、中1週で迎えた21戦目は、こぶし特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

3月2日、中1週で迎えた22戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のテクノパールに2馬身の差をつけて制した。

4月5日、中4週で迎えた23戦目は、吉野桜特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた24戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベンテンアドニスに4馬身の差をつけて7勝目を手にした。

5月31日、中4週で迎えた25戦目は、馬瀬川特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（5戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（12戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月1日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた27戦目は、一般B16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（13戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラストゲランに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口重政騎手（14戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゼンノスラヴィックに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月4日、中2週で迎えた29戦目は、中山七里特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口重政騎手（15戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた30戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口重政騎手（16戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミズホスイートを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

12月16日、中2週で迎えた31戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口重政騎手（17戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた32戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口重政騎手（18戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のラストゲランを半馬身振り切って9勝目を獲得した。

5歳（2005年）

1月11日、中1週で迎えた33戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で坂口重政騎手（19戦4勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた34戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂口重政騎手（20戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のウェルカムワールドをアタマ差振り切って10勝目を達成した。

2月7日、中1週で迎えた35戦目は、こぶし特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で坂口重政騎手（21戦5勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた36戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエフワンステイヤーに1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

3月6日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（22戦5勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月3日、中3週で迎えた38戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（23戦5勝）。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた39戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、菜の花特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた40戦目は、一般B2（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（24戦5勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた41戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（25戦5勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバンナボレロに1馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

6月19日、中2週で迎えた42戦目は、れんこん料理の竹扇特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口重政騎手（26戦6勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。