マルタカスキー（1990年生、母ワカダーリング）

マルタカスキー（1990年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時15歳）と交配したワカダーリングが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高岸牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、中央障害4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

山崎彰義厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

9月20日、デビュー戦は田中剛騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

12月13日、中9週で迎えた3戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入った。

4月25日、中5週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中剛騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月26日、中8週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中剛騎手（8戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中剛騎手（9戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で田中剛騎手（10戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月7日、中1週で迎えた13戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

8月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（11戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったフジノスラッガーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

9月18日、中2週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（12戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた16戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月16日、中1週で迎えた17戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンエイコーをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月7日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（13戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（14戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

4歳（1994年）

6月18日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、5歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（15戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月21日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内雨/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったブライティアから約13馬身差の2着となった。

9月4日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカミノクラウンに1馬身3/4の差をつけて1番人気に応えた。

10月8日、中4週で迎えた24戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で栗原洋一騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。