スマートミストラル（2022年生、母スマートレイアー）

スマートミストラル（2022年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+フランス南東部に吹く風。プロヴァンサル語で『見事な』の意」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時12歳）と交配したスマートレイアーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

10月27日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったリラエンブレムに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3歳（2025年）

3月2日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったエバーグルーヴにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったケリフレッドアスクに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中8週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 雨/不良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のパールペンダントに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月14日、中3週で迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のノクナレアに2馬身半の差をつけて制した。

8月9日、中7週で迎えた6戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月14日、中4週で迎えた7戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの御宿特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。