メモリアルガイ（1992年生、母フアーストラブ）

メモリアルガイ（1992年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時7歳）と交配したフアーストラブが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の石打特別(500万下)。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

1月16日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

9月30日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安田康彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサンデーフラッシュを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

11月4日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったアドマイヤヒーローに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（1996年）

2月17日、中8週で迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったケンタミサイルにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

3月23日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

8月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月1日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（9戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコアレスロマンをクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

9月14日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（10戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

10月19日、中4週で迎えた15戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

11月2日、中1週で迎えた16戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り小雨/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクリアースターをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月16日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の最上川特別（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（11戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（12戦2勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

5歳（1997年）

1月26日、中4週で迎えた20戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

2月15日、中2週で迎えた21戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。