レンジストライク（2015年生、母フィールドサンデー）

レンジストライク（2015年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一定の範囲をまとめて攻撃する」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時12歳）と交配したフィールドサンデーが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。2020年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2021年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月25日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプロスパラスデイズに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニシノトランザムに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

2月11日、中8週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

4月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

10月27日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

12月23日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4歳（2019年）

2月16日、中7週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

2月24日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダノンロイヤルを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

3月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のユイノチョッパーに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

5月25日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山武史騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

7月20日、中7週で迎えた12戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの日進特別（中京ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

9月23日、中8週で迎えた13戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 小雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したアポロレイアにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月27日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鳥屋野特別（新潟ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横山武史騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2020年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの五条坂特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

3月7日、中7週で迎えた16戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のリボンナイトに1馬身1/4の差をつけて優勝

7月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスズカマイゲストに3馬身半の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

9月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月5日、中9週で迎えた19戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2021年）

5月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝3100m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は石神深一騎手（2戦2勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルヴァッサーからハナ差の2着に甘んじた。

9月25日、中9週で迎えた22戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月13日、中6週で迎えた23戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（5戦2勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。