シルクビート（2001年生、母ワイルドエミュー）

シルクビート（2001年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスピニングワールド（当時8歳）と交配したワイルドエミューが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）平成ファーム。戦績は、地方20戦4勝2着1回。2003年のハイセイコー記念(地方重賞)に勝利した他、2004年のニューイヤーカップ(地方重賞)で3着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平成ファームから「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場され、ワンアップアドバイザーによって1,113万円で落札された。

矢作和人厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2003年）

6月22日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

8月26日、中8週で迎えた2戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1190m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェントルサンデーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1390m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウエノマルオキャンに8馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月8日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの’03ゴールドジュニアー（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の白菊特別（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、カネマサデュークに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中4週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のハイセイコー記念（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエーピーライデンを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

3歳（2004年）

1月9日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦の福寿草特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月28日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月21日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた10戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月3日、中5週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

7月8日、中4週で迎えた12戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月13日、中9週で迎えた13戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

10月18日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のアルデバラン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグローリアスイモンをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

11月15日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の’04ムーンライトカップ（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（7戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた16戦目は、’04勝島賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（8戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4歳（2005年）

1月7日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’05グローリーカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のダイヤモンドダスト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

3月24日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦の’05スプリングカップ（大井ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月17日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた20戦目は、ハンデ戦の’05ムーンライトカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は有年淳騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。