アスコットタイガー（1985年生、母ヨドスイート）

Ascot Tiger

1985.05.23

アスコットタイガー（1985年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヨドヒーロー（当時15歳）と交配したヨドスイートが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）淀牧場。戦績は、中央平地13戦2勝。主な勝ち鞍は1989年のニセコ特別(400万下)。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

2月27日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1700m 小雨/稍重）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

3月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい5着に終わった。

5月14日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

6月11日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

6月25日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のダイアネックスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（1989年）

3月19日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月25日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月15日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4月22日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた12戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下のニセコ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のヨシノヒデンに2馬身の差をつけて2勝目を収める

6月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の大倉山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。