マーベラスウイル（2005年生、母マーベラスウーマン）

マーベラスウイル（2005年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋意志」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時13歳）と交配したマーベラスウーマンが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地15戦0勝2着1回、中央障害3戦0勝、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2008年のあやめ賞。

経歴

デビュー前

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月28日、デビュー戦は中村将之騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3歳（2008年）

1月6日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレプラコーンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦のあやめ賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るランフリーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、武庫川特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

11月20日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカップサテュロス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4歳（2009年）

1月11日、中2週で迎えた15戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

2月28日、中6週で迎えた16戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた17戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた18戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。

10月7日、約5か月半の休み明けで迎えた19戦目は、三番叟特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

11月18日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、円山川特別（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月13日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた21戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

5歳（2010年）

1月30日、中4週で迎えた23戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。