トレノユーボウ（2007年生、母ラストキッス）

トレノユーボウ（2007年3月1日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋有望」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時15歳）と交配したラストキッスが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、中央障害8戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月23日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月17日、中8週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のトーセンフェアリーに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月24日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月3日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったザピエールに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた10戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

4歳（2011年）

1月29日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

2月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

3月27日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小野寺祐太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月29日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

10月29日、約5か月の休養明けで迎えた18戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

11月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

5歳（2012年）

1月15日、中7週で迎えた20戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた23戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は横山義行騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月2日、中8週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

12月15日、中1週で迎えた27戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2013年）

4月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた28戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。