テイエムアステル（2015年生、母ティエッチグリーン）

テイエムアステル（2015年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋星（ギリシャ語）」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時14歳）と交配したティエッチグリーンが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月9日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

3歳（2018年）

3月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月21日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中健騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

7月21日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月12日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月28日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブラウンファシールを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月10日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のミストラルに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月24日、中1週で迎えた11戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月7日、中4週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた13戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた14戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4歳（2019年）

1月3日、中0週で迎えた15戦目は、葵ちゃんとけんちゃんと剛健くん（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた16戦目は、伊藤真俊17年頑張った退職記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた17戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた19戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート800m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったレッドレネットに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアンジェロッティを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

3月29日、中1週で迎えた21戦目は、伊良湖岬特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤原良一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

4月18日、連闘で迎えた23戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤原良一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた24戦目は、令和元年井上毅名古屋参上記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月30日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。