トーセンインディゴ（2018年生、母トーセンブリリアン）

トーセンインディゴ（2018年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+藍色」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時17歳）と交配したトーセンブリリアンが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。2023年の’23 武蔵国オープンで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月23日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月12日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

3歳（2021年）

1月30日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトーセンチャールズをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

4月11日、中9週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4歳（2022年）

1月23日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月20日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

9月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

2022年11月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月22日、中4週で迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、SPAT4プレミアムポイント賞（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったネクサスエッジに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2023年）

1月12日、中2週で迎えた14戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のブラックアピスに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月15日、中4週で迎えた15戦目は、麗月特別（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエアセイランに3馬身の差をつけて優勝

3月23日、中4週で迎えた16戦目は、花見月特別（浦和ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエラボレートに6馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

6月1日、中9週で迎えた17戦目は、’23 武蔵国オープン（浦和ダート2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、ジョエルに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

8月31日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、マルチヒーロー特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の長月特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた20戦目は、トルマリン賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（6戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた21戦目は、花梨賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（7戦3勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

6歳（2024年）

2月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ロウバイ賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。