ケンジョー（2021年生、母Be Fair）
Kenjo
2021.04.21
ケンジョー（2021年4月21日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のGun Runner（当時8歳）と交配したBe Fairが16歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2024年のヨコハマ賞(一般C1八九)。
経歴
デビュー前
中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2024年）
2月17日、デビュー戦はA.A.ルメートル騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。
3月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したパッカパッカブーにハナ差届かず2着に甘んじた。
3月24日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
7月6日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。
8月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。
10月14日、中9週で迎えた6戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ヨコハマ賞（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のポンテドラーゴに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
11月6日、中2週で迎えた7戦目は、アメリカーノ賞（大井ダート1600m 内回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。
4歳（2025年）
2月19日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、一般C1三四五（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
3月14日、中2週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、陽春特別（大井ダート1600m 内回り 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。
3月28日、中1週で迎えた10戦目は、通算勝鞍7,424賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。
7月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、勝ったアジアジェニファーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。
7月17日、中1週で迎えた12戦目は、ミヤサンキューティ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったアジアジェニファーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。