フィジックス（2011年生、母アーキオロジー）

フィジックス（2011年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「物理学」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時6歳）と交配したアーキオロジーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳A3。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月27日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

3歳（2014年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

4月27日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、セイウンアネゴに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のキュウコウノウに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた7戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のセイウンアネゴをクビ差振り切って2勝目をマークした。

6月24日、中1週で迎えた8戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の松任海浜公園CCZ特別3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の飯山納涼祭特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池田敦騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月31日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦の山中温泉芭蕉祭特別3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敦騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月9日、中5週で迎えた13戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

11月20日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で半澤慶実騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（浦和ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で半澤慶実騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月24日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で半澤慶実騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2015年）

1月9日、中1週で迎えた17戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月20日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったフクノドンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。