ロッタチャンセズ（2017年生、母ワッツダチャンセズ）

ロッタチャンセズ（2017年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「多くのチャンス、多くの勝算。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したワッツダチャンセズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

2月15日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は390kg。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るタツオウカケンランを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

5月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

10月17日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの粟島特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

4歳（2021年）

1月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月17日、中2週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの三国特別（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの湯沢特別（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

10月23日、中9週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（2022年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

7月10日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの織姫賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

10月23日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り雨/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

2022年10月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。