ヘヴンズチョイス（2011年生、母アーティストチョイス）

ヘヴンズチョイス（2011年1月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「天の選択」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したアーティストチョイスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

5月31日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアペルトゥーラを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

8月10日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月13日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月6日、中7週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 小雪/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は横山和生騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、抜け出したアイアムナチュラルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

2月8日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のフレンドスイートに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

8月16日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

10月11日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5歳（2016年）

2月14日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

10月29日、約8か月半の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月11日、中5週で迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。