シルクカンパーナ（2000年生、母パールネツクレース）

シルクカンパーナ（2000年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋鐘（伊）　高らかに勝利の鐘を鳴らし続けて欲しい」。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時23歳）と交配したパールネツクレースが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月1日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

3月8日、連闘で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のチョコパフェに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月22日、中1週で迎えた3戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

4月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5月17日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて17着に終わった。

6月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

11月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

11月16日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

4歳（2004年）

3月14日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

7月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた12戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた13戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。