マーベラスアゲン（2016年生、母ゴールドレリック）

マーベラスアゲン（2016年1月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「再び信じ難いことが」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時13歳）と交配したゴールドレリックが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は笠松牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笠松牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、浅川皓司によって864万円で落札された。

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

2月2日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

5月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた2戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の水晶山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

6月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月30日、連闘で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったゴールドアックスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月20日、中2週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた7戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンドルに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2020年）

4月11日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

5月2日、連闘で迎えた11戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

5月24日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月31日、連闘で迎えた13戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林凌大騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5歳（2021年）

4月17日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラスの三国特別（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小林凌大騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

5月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

5月23日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小林凌大騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（5戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

9月26日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林凌大騎手（6戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた21戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

6歳（2022年）

1月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小林凌大騎手（7戦0勝）。15頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月2日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で水沼元輝騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラスの出雲崎特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水沼元輝騎手（3戦0勝）。17頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では脚を伸ばせず17着に終わった。

11月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で水沼元輝騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた28戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林凌大騎手（8戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7歳（2023年）

4月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は水沼元輝騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

10月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

8歳（2024年）

3月23日、約5か月半の休み明けで迎えた33戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は水沼元輝騎手（7戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

5月19日、中7週で迎えた34戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では全く伸びず16着に終わった。

2024年5月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。