フェアウエル（2014年生、母バイオレントムーヴ）

フェアウエル（2014年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「いざさらば。父母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時19歳）と交配したバイオレントムーヴが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上C2 12。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月28日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は416kg。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

10月9日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい18着に終わった。

3歳（2017年）

1月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3月11日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

4月30日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた6戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

7月2日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた9戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

10月15日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のトイミサキに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた15戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

4歳（2018年）

1月8日、中1週で迎えた16戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、コンフェクションに交わされて1馬身半差の2着となった。

1月28日、中2週で迎えた17戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、シンビジューム賞（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

2月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた20戦目は、イヌワシ賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。