ダイナセレモニー（1984年生、母コートジエストレス）

ダイナセレモニー（1984年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時13歳）と交配したコートジエストレスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

1月6日、デビュー戦は宮田仁騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮田仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で宮田仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮田仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

4月5日、中5週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮田仁騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮田仁騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮田仁騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月7日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮田仁騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮田仁騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で宮田仁騎手（9戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

4歳（1988年）

2月7日、中7週で迎えた11戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキーロマンスに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた13戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月27日、中2週で迎えた14戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は星野忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた15戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた16戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のマナミオーシンに7馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月4日、中2週で迎えた17戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウイージーから約12馬身差の2着となった。

6月26日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のゲインズターフに5馬身の差をつけて順当に勝利した。