ポッドロワール（2022年生、母レディヴァルール）

ポッドロワール（2022年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+フランスのワインの産地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のレイデオロ（当時8歳）と交配したレディヴァルールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はスマイルファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、KRジャパンから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,760万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

6月30日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

9月1日、中8週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

10月19日、中2週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

3歳（2025年）

1月12日、中9週で迎えた6戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、6着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でR.R.キング騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4月12日、中8週で迎えた8戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた9戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトレヴィに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月31日、中2週で迎えた10戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

8月30日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るセナマリンを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月5日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスのtvk賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、6着に終わった。

11月9日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたタイセイカレント決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。