テクニコス（2022年生、母テクニカルラン）

テクニコス（2022年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「テクニシャン(ギリシャ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時16歳）と交配したテクニカルランが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2025年の笠松オーナーズカップで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

6月2日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は434kg。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月10日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で原優介騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

11月30日、中8週で迎えた5戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

3歳（2025年）

3月29日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた7戦目は、明星晴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアドミリングに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の第三回よろしく頼む杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で明星晴大騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリチャーシシーに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の足立賢一8420日感謝特別記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で明星晴大騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したグロワールオーソにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月11日、中9週で迎えた10戦目は、3歳戦の蛍光賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で明星晴大騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したバレオリアを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で明星晴大騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた12戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの笠松オーナーズカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は明星晴大騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサツキバラードに5馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

10月24日、中1週で迎えた14戦目は、てんびん座特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で明星晴大騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた15戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったニホンピロペリーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた16戦目は、楓葉賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったミヤビエクセレントに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。