フライフューチャー（2007年生、母リニアミューズ）

フライフューチャー（2007年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「未来に向かって羽ばたく」。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時13歳）と交配したリニアミューズが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地6戦0勝、地方21戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2五六。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月17日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

2月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

4月18日、中9週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、6着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

8月29日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた6戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入った。

11月3日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、サッポロビール賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月6日、中4週で迎えた8戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月18日、中5週で迎えた9戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月3日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

6月20日、中6週で迎えた11戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた12戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月27日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったレオアビリティに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月16日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で庄司大輔騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で庄司大輔騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のザッツグレートに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2012年）

1月13日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

3月16日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のナリタレジーナに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

4月4日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月2日、中3週で迎えた21戦目は、GWはよみうりランドへ賞（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

6月19日、中6週で迎えた22戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で庄司大輔騎手（10戦2勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で庄司大輔騎手（11戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月2日、中4週で迎えた25戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で庄司大輔騎手（12戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエスティユークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月5日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で庄司大輔騎手（13戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るエリモダンディズムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6歳（2013年）

1月11日、中4週で迎えた27戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で庄司大輔騎手（14戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光の如き末脚を披露したが、4着に終わった。