イサチルイトムスビ（2021年生、母ヴィトンクイーン）

イサチルイトムスビ（2021年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+糸結び、父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のファインニードル（当時8歳）と交配したヴィトンクイーンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は絵笛牧場。主な勝ち鞍は2024年の聡人・麻利衣結婚記念杯(一般C2十四)。

経歴

デビュー前

竹内正洋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月16日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

11月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

3歳（2024年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

5月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

8月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（4戦0勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。6着に入り込んだ。

9月17日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた9戦目は、聡人・麻利衣結婚記念杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のココボロに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた10戦目は、能登半島地震復興応援杯（69）（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、城野慈尚騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド金沢第2戦（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のミュークインディに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。