ロマンチックキブン（2006年生、母ケイアイチャチャ）

ロマンチックキブン（2006年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ロマンチックな気分」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時14歳）と交配したケイアイチャチャが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大滝康晴。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方15戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の一般C1二三。

経歴

デビュー前

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月29日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3歳（2009年）

6月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月12日、中2週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったケイバズキに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4歳（2010年）

4月14日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月27日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1四五（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のソリッドブレードに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月23日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1二三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトーセンメロディに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

10月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、ハンデ戦の秋陽特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったマックスビートに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月5日、中2週で迎えた14戦目は、SPAT4×楽天銀行 IN 船橋賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、レオブルースに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた15戦目は、銀杏特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5歳（2011年）

6月2日、約6か月半の休養明けで迎えた16戦目は、一般C1四（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた17戦目は、荷風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月26日、連闘で迎えた19戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

8月5日、中0週で迎えた20戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で繁田健一騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月23日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で繁田健一騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。