ダイナアルカディア（1984年生、母シャダイオリンピア）

ダイナアルカディア（1984年6月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時13歳）と交配したシャダイオリンピアが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地31戦3勝。主な勝ち鞍は1988年の遠野特別(400万下)。

経歴

デビュー前

黒坂洋基厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月29日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3歳（1987年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

1月18日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカミノストームをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、4歳400万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤善則騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

7月11日、中5週で迎えた9戦目は、4歳400万下（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月13日、中8週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の富里特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

11月15日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武藤善則騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で武藤善則騎手（9戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で武藤善則騎手（10戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4歳（1988年）

1月10日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で武藤善則騎手（11戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

1月24日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で武藤善則騎手（12戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のハピネスマインドに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月14日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で武藤善則騎手（13戦2勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

4月23日、中9週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で武藤善則騎手（14戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で武藤善則騎手（15戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の石和特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で武藤善則騎手（16戦2勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下の遠野特別（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で武藤善則騎手（17戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエムイースキーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

8月13日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は16戦連続で武藤善則騎手（18戦3勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は17戦連続で武藤善則騎手（19戦3勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で武藤善則騎手（20戦3勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月16日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた25戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤善則騎手（21戦3勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（22戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（23戦3勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の初茜賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（24戦3勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（25戦3勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武藤善則騎手（26戦3勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。