インセプション（2020年生、母テンイムホウ）

Inception

2020.05.15

インセプション（2020年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「始まり、発端」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したテンイムホウが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻 牧場。主な勝ち鞍は2023年の一般C2八。

経歴

デビュー前

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月28日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた2戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月2日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

8月29日、中7週で迎えた6戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（盛岡芝1600m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木志音騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木志音騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポケッティーノに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月24日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木志音騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヤマタケアオイバラにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木志音騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラピッドフォールを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

12月5日、中3週で迎えた11戦目は、C1五組（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木志音騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

デビュー前

佐藤祐司厩舎（岩手）へ入厩。

12月30日、中3週で迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ライヴアクアマリンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

3月10日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

5月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、土田真翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

6月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

8月27日、中9週で迎えた16戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。