オンワードナルシス（2010年生、母オンワードイイデス）

オンワードナルシス（2010年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の登場人物名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のザール（当時15歳）と交配したオンワードイイデスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月24日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったキョウワアーサーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

7月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

8月31日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

9月7日、連闘で迎えた6戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月10日、中8週で迎えた7戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4歳（2014年）

2月8日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったロックシンガーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったメイショウシャインにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

3月22日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

3月30日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた12戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5歳（2015年）

2月7日、約9か月半の休み明けで迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。