ディーズメンフィス（2004年生、母マーズプリンセス）

ディーズメンフィス（2004年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋テネシージャズの発祥地（テネシー州）」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時12歳）と交配したマーズプリンセスが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地10戦2勝、地方35戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の赤松賞(500万下牝)。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月12日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 曇/不良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイネシャリマーをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

10月14日、中8週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカタマチボタンをハナ差振り切って2勝目を手にした。

12月3日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦2勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず17着に終わった。

3歳（2007年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦2勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（5戦2勝）。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

10月13日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた9戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず17着に終わった。

4歳（2008年）

1月30日、中8週で迎えた11戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、猛虎特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

2月5日、連闘で迎えた12戦目は、ハンデ戦の春告鳥特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた13戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のひなまつり特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた14戦目は、花月夜特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の桜草特別（浦和ダート1900m 雨/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた16戦目は、八丈島フリージア賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

4月1日、連闘で迎えた17戦目は、ハンデ戦の花まつり特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた18戦目は、折笠豊和騎手を鞍上に迎えて、ポインタース賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

9月7日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、保土ヶ谷宿特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた20戦目は、秋分特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた21戦目は、稲村ヶ崎特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のオパール特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で折笠豊和騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

5歳（2009年）

2月27日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた25戦目は、アクアマリン特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた26戦目は、マーチ賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋哲也騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた27戦目は、花まつり特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋哲也騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた28戦目は、北斗七星賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた29戦目は、新緑賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で折笠豊和騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた30戦目は、花水木特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高橋哲也騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた31戦目は、端午特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

5月10日、連闘で迎えた32戦目は、WORLD-1賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（7戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

5月20日、中0週で迎えた33戦目は、一般B3三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋哲也騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

5月28日、連闘で迎えた34戦目は、マルチウィンド特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋哲也騎手（9戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月3日、連闘で迎えた35戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高橋哲也騎手（10戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた36戦目は、青柳特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋哲也騎手（11戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた37戦目は、一般B3二（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で高橋哲也騎手（12戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた38戦目は、水無月特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で高橋哲也騎手（13戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた39戦目は、東京サマーランド賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で高橋哲也騎手（14戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた40戦目は、城ヶ島特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で高橋哲也騎手（15戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた41戦目は、一般B3二（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で高橋哲也騎手（16戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた42戦目は、向日葵特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で高橋哲也騎手（17戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた43戦目は、星月夜特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で高橋哲也騎手（18戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた44戦目は、八街特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で高橋哲也騎手（19戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた45戦目は、コスモス特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で高橋哲也騎手（20戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。