ミツカネエリーズ（2021年生、母ハルノヒダマリ）

ミツカネエリーズ（2021年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+おひつじ座」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時18歳）と交配したハルノヒダマリが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は三石川上牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳C2三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石川上牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、オヤマダホールディングスによって880万円で落札された。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月19日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。

3歳（2024年）

1月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

3月9日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

6月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

6月29日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

8月19日、中6週で迎えた10戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシールビーライトに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったブライティアブエナに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイガに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月22日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。