エクストラファイン（2012年生、母ダノンスペシャル）

エクストラファイン（2012年2月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「特別上等、極上。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時13歳）と交配したダノンスペシャルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地30戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

8歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、シグラップ・マネジメントによって110万円で落札された。

グリーンファーム愛馬会にて総額1,200万円（6万×200口）で一口馬主が募集された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月9日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシェーネフラウを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2015年）

1月17日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月28日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月3日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、レトロクラシックに交わされて1馬身差の2着となった。

9月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

12月12日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4歳（2016年）

1月16日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

4月16日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月8日、中2週で迎えた11戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1500m 小雨/重）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月20日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

12月10日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の豊川特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したプルメリアスターにハナ差届かず2着に惜敗した。

12月24日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

5歳（2017年）

3月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたアルケミスト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月13日、中3週で迎えた20戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクインズサン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月1日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の恵山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月3日、中8週で迎えた24戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

9月17日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の汐留特別（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

12月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の豊川特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

6歳（2018年）

2月25日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

3月17日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた29戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（8戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入り込んだ。