パッシートジビッボ（2010年生、母ブライティアナイル）

パッシートジビッボ（2010年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「陰干しを行うワインの醸造方法のひとつ＋ぶどうの品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時21歳）と交配したブライティアナイルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）雅牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方9戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井秀紀から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、酒井秀紀から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ノーザンファームによって997.5万円で落札された。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月13日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

11月18日、中4週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

12月16日、中3週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

3歳（2013年）

2月16日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

7月21日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

8月31日、中5週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

10月30日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ホテル四季の風賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた8戦目は、ナナセちゃん賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

12月9日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、ワタツミライトレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4歳（2014年）

4月5日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた11戦目は、コマクサレース（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた12戦目は、ブルーデージーレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた13戦目は、新緑賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた14戦目は、やまぼうしレース（盛岡芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。