カワキタピリカ（2013年生、母カワキタラブポップ）

カワキタピリカ（2013年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋美しい（アイヌ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時11歳）と交配したカワキタラブポップが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は木田牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

8月15日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は482kg。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3歳（2016年）

3月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオレオールカフェをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

5月22日、中9週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

6月19日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

7月31日、中5週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はタレてしまい14着に敗れた。

10月10日、中9週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

4歳（2017年）

4月8日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の川俣特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

6月10日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

8月6日、中7週で迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月8日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったスピーディクールにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

11月5日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5歳（2018年）

1月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた18戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

3月24日、中7週で迎えた19戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月15日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

7月8日、中9週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の彦星賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月22日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルパッセをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

9月9日、中6週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

11月10日、中8週で迎えた25戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

6歳（2019年）

1月5日、中7週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

5月26日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの豊栄特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

9月29日、中6週で迎えた29戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

11月30日、中8週で迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（8戦1勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

7歳（2020年）

2月2日、中8週で迎えた31戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

3月7日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの中京スポーツ杯（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

4月26日、中6週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの米沢特別（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

2020年10月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。