カネトシプレバンス（1998年生、母スターシッピング）

カネトシプレバンス（1998年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のシアトルダンサーⅡ（当時14歳）と交配したスターシッピングが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方19戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

9月10日、デビュー戦は竹之下智昭騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月7日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で竹之下智昭騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹之下智昭騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

3歳（2001年）

5月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したクシロセイエンを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月21日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月29日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は竹之下智昭騎手（6戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

12月6日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた15戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2002年）

1月2日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったミルキーマジックから半馬身差の2着となった。

1月15日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月25日、中0週で迎えた18戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のケイユウプリンスに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月22日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

3月6日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーティガーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月21日、中1週で迎えた21戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、氷上牛乳特別（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた22戦目は、谷川真生騎手を鞍上に迎えて、丹波柏原特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた23戦目は、テレビ大阪賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカネツダンサーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた25戦目は、サントリーモルツカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は谷川真生騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷川真生騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた27戦目は、平松徳彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上A3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は谷川真生騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、大中遺跡特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷川真生騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月19日、中2週で迎えた30戦目は、合山特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷川真生騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は谷川真生騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。