ベストカーニバル（2000年生、母プレジャートレジャー）

ベストカーニバル（2000年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最高の祭り」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時16歳）と交配したプレジャートレジャーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上C1-3。

経歴

デビュー前

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

12月15日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2003年）

1月25日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

3月2日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入った。

3月29日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

7月6日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月23日、中4週で迎えた9戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた10戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高井彰大騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、宮西晃宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

4歳（2004年）

1月4日、中0週で迎えた13戦目は、4歳以上C1-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮西晃宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツルガオカヤマトに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月22日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上C7-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮西晃宏騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月5日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上C7-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮西晃宏騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C7-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮西晃宏騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。