ダイナポセイドン（1984年生、母シヤダイナイル）

ダイナポセイドン（1984年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のターゴワイス（当時14歳）と交配したシヤダイナイルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地17戦2勝2着1回、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

2月8日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

3月7日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ヒデノカイウンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月5日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトムマックに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く最後はタマモワンダフルと並んで7着同着となった。

8月30日、中2週で迎えた8戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月18日、中6週で迎えた9戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（福島芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオーゴンフレンドに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

12月12日、中1週で迎えた12戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4歳（1988年）

4月16日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、竹原啓二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の金北山特別（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月15日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、高橋隆騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた19戦目は、太田勝久騎手を鞍上に迎えて、阿賀野川特別（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた20戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、三面川特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1989年）

4月5日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、菜の花特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた22戦目は、一般B1ロ（三条ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森川一二三騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた23戦目は、一般B1イ（三条ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森川一二三騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で森川一二三騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森川一二三騎手（5戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月24日、中7週で迎えた26戦目は、福島拡騎手を鞍上に迎えて、笠堀特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた27戦目は、一般B1イ（三条ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福島拡騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。