ハシルカリスマ（1998年生、母ハシルビジン）

ハシルカリスマ（1998年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリエイター（当時12歳）と交配したハシルビジンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、中央平地1戦0勝、地方6戦3勝2着1回。2001年のブルーバードカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

出川克己厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2000年）

11月30日、デビュー戦は早田秀治騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は487kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のハクシンプリンセスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月18日、中2週で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の冬苺特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3歳（2001年）

1月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦の福寿草特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は早田秀治騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトミケンファントムに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、トミケンファントムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月11日、中4週で迎えた5戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の春蘭特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のエンデバーに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

4月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳ハンデ地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は早田秀治騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。