カネサローマン（1992年生、母タフネスローマン）

カネサローマン（1992年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウショウペガサス（当時13歳）と交配したタフネスローマンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本誠二。戦績は、中央平地26戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

久保田敏夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

8月20日、デビュー戦は宗像徹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

10月2日、中5週で迎えた2戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月12日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したエスケースマイルに半馬身届かず2着となった。

12月11日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったキューティリサに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（1995年）

1月15日、中4週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた8戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアンバーユーに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月1日、中6週で迎えた9戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

5月20日、中6週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた11戦目は、S.ソト騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳500万下（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小林久晃騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた13戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4歳（1996年）

6月1日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

8月3日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で柴田未崎騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスマイリングカットを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

8月18日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、4歳以上500万下の松戸特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田未崎騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したチアズスキーに3/4馬身届かず2着となった。

9月7日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で柴田未崎騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の鹿島灘特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で柴田未崎騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた24戦目は、A.マシューズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた25戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上はA.マシューズ騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。