ヒロノペニー（2006年生、母グレースシルエット）

ヒロノペニー（2006年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋アメリカの通貨。幸福を呼ぶという謂れがある」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時18歳）と交配したグレースシルエットが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地義次。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2八。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

6月7日、デビュー戦は梶晃啓騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は396kg。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

8月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月26日、中4週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では決め手に欠いて17着に終わった。

11月7日、中5週で迎えた4戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサクラサライを捕まえ切れず、約13馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のムーンレジェンドに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月20日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

12月27日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のソラウララをハナ差振り切って2勝目を掴み取った。

4歳（2010年）

1月10日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカヌマバイドオーを半馬身振り切って優勝

3月22日、中9週で迎えた9戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（6戦3勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原俊吏騎手（7戦3勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

4月25日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で菅原俊吏騎手（8戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原俊吏騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原俊吏騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原俊吏騎手（11戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で菅原俊吏騎手（12戦3勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で菅原俊吏騎手（13戦3勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったダイコウシリウスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で菅原俊吏騎手（14戦3勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で菅原俊吏騎手（15戦3勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ウイニングアークに交わされて3馬身差の2着となった。

8月28日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1十二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で菅原俊吏騎手（16戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月11日、中5週で迎えた21戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で菅原俊吏騎手（17戦3勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミスターガッテンに半馬身交わされて2着となった。

11月6日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1九（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で菅原俊吏騎手（18戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、トウカイジェンヌに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で菅原俊吏騎手（19戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は21戦連続で菅原俊吏騎手（20戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

12月31日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は22戦連続で菅原俊吏騎手（21戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、ヤマニンジンジャーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（2011年）

5月16日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、がんばろう仙台（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で菅原俊吏騎手（22戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は24戦連続で菅原俊吏騎手（23戦3勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

6月6日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で菅原俊吏騎手（24戦3勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のゲンパチヒーローに6馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月18日、中5週で迎えた29戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で菅原俊吏騎手（25戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は27戦連続で菅原俊吏騎手（26戦4勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は28戦連続で菅原俊吏騎手（27戦4勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は29戦連続で菅原俊吏騎手（28戦4勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンデーレクサスに半馬身交わされて2着となった。

9月12日、中1週で迎えた33戦目は、久慈平岳レース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は30戦連続で菅原俊吏騎手（29戦4勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた34戦目は、秋田県種苗交換会レース（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は31戦連続で菅原俊吏騎手（30戦4勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた35戦目は、南部せんべいレース（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は32戦連続で菅原俊吏騎手（31戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた36戦目は、気仙スギレース（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は33戦連続で菅原俊吏騎手（32戦4勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。