サルヴェイション（2006年生、母ミヤサンエイミー）

サルヴェイション（2006年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「救世主」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したミヤサンエイミーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は澤田嘉隆。戦績は、中央平地10戦0勝、地方20戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2-9。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沢田嘉隆から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉田元嗣によって1,060.5万円で落札された。

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月29日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着を確保した。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3歳（2009年）

1月18日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

6月28日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8月23日、中4週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

12月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から39kg増やして迎えた11戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

4歳（2010年）

1月9日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサマーヒロインを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

1月17日、連闘で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

2月13日、中3週で馬体重を前走から23kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた15戦目は、サンシャイン特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月7日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた17戦目は、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた18戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったナイヤンビーチに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月24日、連闘で迎えた19戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（7戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（8戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

12月18日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月26日、連闘で馬体重を前走から10kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったカノヤウルフに詰め切れず、2馬身差の2着に敗れた。

5歳（2011年）

1月4日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

1月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で村松翔太騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のパプリカに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月12日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた26戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 小雪/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で村松翔太騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で村松翔太騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で村松翔太騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で村松翔太騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月5日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。