シェルスリーズ（1992年生、母シェルブールクイン）

シェルスリーズ（1992年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時7歳）と交配したシェルブールクインが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タツヤファーム。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

3月5日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のビビッドアイに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月2日、中3週で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

8月12日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたウイナーズエコー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中3週で迎えた4戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るオギルージュを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月7日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4歳（1996年）

6月9日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた10戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。